個人の次元、社会的・経済的次元、文化的・政治的次元のそれぞれに関連するバイアスに支配されて仕事をしていることに気づかされました。自分が満足する、誰かに認められたい、社会人として認めらるために仕事をこなしている、ポジションを守ることが目的、お客様や同僚に目を向けられていないので真の業務改善やサービス向上はこのままでは難しいと理解することができました。

■読む前に、この本に期待していたことは?
①:「今の仕事が楽しく感じられていないので、この本から何かヒントを得たい。」
2:「今後取り組む別の仕事でも、ブルシット・ジョブにならないためにどうすればよいか?知りたい」
■読んでみてどうだったか?
◎一言でこの本からの学びを書くとするなら
「ブルシット・ジョブが生まれる背景、その対策について社会全体としてのアクションが書かれている」本だと感じました。
個人的には、「自分の仕事を棚卸しせよ。その中でブルシット・ジョブはないか?」を考えさせられる書籍でした。
◎感想・得たこと
・19世紀のからの資本主義がブルシット・ジョブを生み...

BSJを減らし豊かな思いを持って働くためには、労働の”価値Value”ではなく”諸価値Values”をちゃんと認知し、組織や社会も対応した変化をする必要がある、というのが全体の主張と理解しました。
コロナによる働き方の変化、AIの進化などをきっかけにそのような方向に迎えるかどうか、我々は分岐点にいるのではないかと思います。どのような選択が適切なのか、どの様に見定めるとよいのか、まずは今時点での結論を持ちたいです。

BSJは普遍的な定義はできそうですが、最終的には個人の価値観や結果(会社の業績、国の経済)により判定されると思いました。
BSJを減らす改善活動や取り組みは必要ですがそこにもコストやストレスがかかり一筋縄ではいかないと思いました。
政治や大企業など規模が大きくなり歴史があるとBSJの塊のような側面もありス...

一人では読み切れない本をレビューし意見交換できたこと自体が、高い価値でした。
ディスカッションを通じて、資本主義の矛盾の一端が、個人の働き方やメンタルに表出しているのかなと、思うに至りました。
深すぎて結論など無いですが、経済価値以外の価値観を自分なりに高めるよう思考を切り替えて、現代の豊かさを...

それぞれの仕事の実体験を通じて、「差別化のために商品・サービスを複雑にする▶それを説明するためにサポートコストがあがる。」これはまさBSJだなと感じました。
一方でBSJを行なっている人(サポートをしている人)が悪いわけでもなく、サービスを複雑にしたことがBSJが生まれた要因であり、BSJ実施者を責めるのでは...