大学4年間の行動経済学が10時間でざっと学べる ディスカッション会
イベント詳細
2024年06月16日 07:00開始
90 分
5人 参加予定 5人興味あり
レポート

間違えて買った、とても表紙が似ている「大学4年間の経済学が10時間で学べる」もあわせて読むことになったのですが、結果的に伝統的経済学が前提においている合理的な個人や企業行動との対比が分かりやすくて勉強になりました。
ディスカッションを通じて、やはり全員が不合理な決断や行動、購買の事例経験を豊富に持ち、理論はマーケティング的にもしっかりあてはまると感じました。後はそれを数式理論に基づいて一定の値にできるかどうかという部分まで深まれば、マーケティングでも活用できるなあと。(僕は自分自身の行動については不合理で良いんだと理解して直しません・・・)
そのあたり、より専門的な行動経済学の本を読んで理解を深めていきたいと思いつつ、分かるかなという不安がありますので、Chat GPTを使えるようになって、ボット君に全て聞いて解決できるようになったら最高と感じました!

以下の点が学びでした。
・やめたい行動がある際にただ遠ざけると難しいが、もう一つ間に挟んで制度設計するとできるかも
・その場で決めてもらった方が成約率は上がるがここだけ値引き等でゴリ押ししても後のクレームや解約につながる
・エンジニア視点だとチャットは自分のタイミングになりがちなので気を付けたい

・松竹梅理論は人にケチと思われたくない、損をしたくない、そこそこいいサービスを受けたいなど思惑がたくさんあることに気づいた。
・参加者の方の商品・サービス購入・自分が提供する際の生の声を聞けて他者とのコミュニケーション、巻き込み方の重要性を再認識することができた。
・とっつきにくいテーマでも読書会で導入部分を理解できれば本をもっと深く読もうと思えた。
・実際の体験や感想を読書会以降もLINEで共有すると学びになりそう。

羅列されており、どうやって身につけるか?を悩んでいたのですが、みなさんと話していて感じたのは
「身につけるには、自身のビジネス/サービス仕事と紐づけてしっかりと考えてみる。」これが泥臭いが一番近道だなと思いました。
毎日エナジードリンクを飲んでしまうという非合理な購買行動をしているのですが、話している中で過去やめられていた時期を思い出し、「カロリー登録アプリを使うことにより、登録が面倒になりそのタイミングで熟考(システム2)が働き体に悪いとちゃんと考えられるようになった」という気付きから、間になにか挟むことによって熟考のトリガを呼び出せるんだと思いました。

議論するなかで、何かを買うときには買う理由・言い訳をさがしているという話が出ました。
これまでは感情に流された意思決定はNGと思いこんでいましたが、そもそも購入することにポジティブな感情を持っている状態なのであれば(大きなデメリットがない前提で)、感情に従った行動をおこなうことが幸せにつながる場合もあるのでは、と自身の中で新しい考えが生まれました。
※節制的に過ごすことが必ずしも正しいとは限らない。